永代供養とはどんなものなのか

1.永代供養とは?

永代供養というのは、遺族や親族などの代わりに寺院や霊園が遺骨を管理し、供養することを意味します。
一般的なお墓の場合は遺族等がその管理などを行いますが、この供養方法では寺院などにそれを一任出来るというわけです。

そのためこの方法は、従来、お墓の跡継ぎがいない方の供養方法として知られていました。
しかし最近では、費用面の事情でお墓を建てられない場合や、子供にお墓の管理などの負担をかけたくない場合などもよく選ばれていると言えます。

また、似た言葉として「永代使用」というものがありますが、これはお墓を建てる土地を使用する権利のことを指します。
そして永代使用は、その使用料を支払えば、遺族や子孫へ継承することが出来るお墓として利用出来るようになると言えるでしょう。

永代供養の大きなメリットに挙げられるのは、一般的なお墓と比べるとかなり安い費用で利用出来るということです。
なぜ安く出来るのかというと、それは遺骨を合祀するのが一般的だからだと言えます。

ここで言う「合祀」というのは、血縁等に関係なくさまざまな方の遺骨を同じ場所にまとめて埋葬することであり、合葬と呼ばれる場合もあります。

一般的なお墓の場合は、先祖代々の血縁者が入る場合が普通だと言えますが、合祀の場合は、全く関係のない方の遺骨と一緒になるということだと言えるでしょう。

このように、一般のお墓は家ごとに個別に建てるため、その土地代や墓石代がかかってしまいますが、合祀の場合だと共有のお墓を利用するため安く出来るというわけです。
(参考:横浜永代供養墓評判

2.購入後に費用がかからない

さらに費用面でのメリットとしては、購入後に費用がかからないということが挙げられます。

一般的なお墓では、維持費として年間管理料がかかりますが、永代供養の場合は、管理料が不要である場合や、購入時の価格に含まれているのが一般的です。

その他の重要なメリットとしては、お墓の後継者がいなくても無縁仏になることがないということが挙げられます。

一般的なお墓では、遺族や子孫が管理をしなければならないため、さまざまな事情により管理する方がいなくなると、誰も供養しない無縁仏になってしまうのです。

最近では、さまざまな事情により無縁仏になってしまうお墓が増えているため、寺院などに管理を一任できるこの供養方法の利用者も増えているということが言えます。

種類については、先ほど紹介した合祀タイプと、個別に利用出来る個別タイプの2つに大きく分けることが出来るでしょう。

3.各タイプの費用相場について

「合祀タイプ」は、さまざまな方と共同で使用するお墓であり、埋葬後は管理や供養を全て寺院などに任せておくことが出来ます。
費用の相場は10万~30万円程度であり、100万円やそれ以上かかる一般的なお墓と比べるとかなり安く済むということが言えるでしょう。

次に「個別タイプ」は、個別のお墓に永代供養がセットになったものであり、使用期限内であれば一般的なお墓のように家族のお墓として利用することが出来ます。

使用期限については、夫婦一代までという場合や、子供を含む次の世代までといったものがあり、期限後は合祀されるという仕組みになっていると言えるでしょう。

ですので、合祀タイプと同様に、使用期限後に無縁仏になる心配はないと言えます。
費用の相場は30万~200万円程度であり、個別にお墓が持てる分だけ合祀タイプより高くなるのが特徴です。

そして価格帯に幅があるのは、お墓の仕様や、占有スペースの広さ、そして地価などに違いがあるからであり、見た目が一般的なお墓に近いものは高くなる傾向があると言えるでしょう。

また、個別タイプの使用期限には17回忌や33回忌までといった期限が設けられており、寺院やプランなどによって異なっています。

4.利用する人数を確認すること

選ぶ際のポイントについては、まず利用する人数を確認するということが挙げられます。
合祀タイプの場合の費用は、1名あたりの価格として表示されているため、複数で利用する場合は人数分の費用がかかります。

ですので家族で利用する場合などは、人数分の費用を合計すると一般お墓と変わらないという場合もあるため、費用面の安さだけで検討している場合は、その点も考慮する必要があるでしょう。

次に挙げられるポイントは、供養が行われる頻度を確認しておくということです。

寺院などによっては、毎日読経が行われるところもあれば、お彼岸やお盆だけ大規模に供養が行われるというところもあるため、満足出来る供養が行われるかどうかという点もチェックポイントになるでしょう。

最後に永代供養の注意点としては、一度合祀してしまうと、後で遺骨を取り出すことが出来なくなるということが挙げられます。
合祀では他の方々の遺骨と一緒になってしまうため、物理的に考えても遺骨を個別に取り出すことが出来なくなってしまいます。

そのため、後々トラブルにならないためにも、周囲の方としっかりと相談した上で選ぶことが重要だと言えるでしょう。